しんしつさいどう

心室細動

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

心室細動は発症後数分のうちに亡くなることのある危険な病態であるため、できる限り早い対応が必要です。病院以外の施設で突然倒れた方を見かけたときには、救急車の手配と迅速な心臓マッサージを行う必要があります。

近年の日本ではその場にいる誰もが電気ショックをかけて除細動することができる小型の機械(自動体外式除細動器・AED: Automated External Defibrillator)の普及が進みつつあります。AEDを使用することで心室細動を解除することができます。実際に一般の人がAEDを使用して救命した例も報告されています。

病院内で心室細動を発症した際にも、同様に心臓マッサージを行いつつ除細動器が使用されます。また、治療に並行して、心室細動を引き起こした原因検索(心筋梗塞や電解質異常など)が行われます。

また、心室細動を発症したことがあったり、再発症する可能性が高いと考えられる患者さん(たとえばQT延長症候群など)には、小型の植込み型除細動器(ICD: Implantable Cardioverter Defibrillator)を胸に埋め込む治療が行われることがあります。

ICDは心拍をモニタリングし、心室細動を起こしたときに自動的に除細動してくれる器械です。突然死を防ぐ反面、1年以上作動することができず、医師の許可がなければ自動車の運転ができないなどといった制約があります。そこで最近では、植込み型除細動器(ICD)を埋め込む必要があるかどうか判断するまでのあいだ、着用型自動除細動器(WCD: Wearable Cardioverter Defibrillator)も使用されています。

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