あいじーえーじんしょう

IgA腎症

最終更新日:
2021年01月28日
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2021/01/28
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

まず、早朝尿や随時尿(任意の時間に採尿される尿)を用いた尿検査が行われます。尿試験紙を用いて、尿中に赤血球やたんぱくが含まれているかを調べます。また、尿中のたんぱく濃度とクレアチニン濃度の比を調べることで1日に漏れ出しているたんぱくの量を推測できます。

異常が認められる場合には、尿検査と血液検査が実施されます。24時間蓄尿による検査ができれば、前述の随時尿を用いた検査と比べ、より正確な情報を得ることができます。また血液検査により、腎機能の障害がどの程度であるかを調べることができます。成人では血液中のIgAが上昇していることもありますが、小児ではまれです。また、血液中のIgAの上昇の所見のみでは診断はつかず、腎生検による腎組織の評価が必要です。

血尿やたんぱく尿を認め慢性糸球体腎炎が疑われる場合には、正確な診断をつけるために腎臓の組織の一部を採取する腎生検を行う必要があります。IgA腎症を含む慢性糸球体腎炎の確定診断は腎生検でしかできません。腎生検により、IgA腎症の診断を下すとともに、重症度を評価し、治療の必要性やその種類、ときにはその後の経過を予測できます。診断時あるいは経過中に腎機能障害がある、または高度たんぱく尿がある場合は腎生検を急ぐ必要があります。また、回復後や悪化時にも腎生検を行い、その後の治療方針を決定します。

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