えむあーるえすえー

MRSA

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治療

MRSAの治療のためには、抗MRSA薬と呼ばれる抗生物質が使用されます。このなかには、グリコペプチド系(バンコマイシン塩酸塩、テイコプラニン)、アミノグリコシド系(アルベカシン硫酸塩)、オキサゾリジノン系(リネゾリド)、環状リポペプチド系(ダプトマイシン)などが含まれています。このほかにもMRSAに対して効果を発揮する抗生物質は存在しますが、保険適応との関係性から第一選択としては使用されることは少ないです。MRSAは全身各種臓器に感染症を引き起こします。感染している臓器に応じて、上記したようなMRSA用の抗生物質を適切に選択する必要があります。抗生物質の選択方法には、患者さんがもつ臓器障害にも注意を払う必要があります。MRSAが感染症の原因ではないと考えられる場合には、抗生物質に対しての不用意な耐性を引き起こす危険性があります。そのため適切な抗生物質選択はとても重要なことです。

そのほか、こちらの記事を参照ください。 https://medicalnote.jp/contents/170317-001-JG

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