治療
急性呼吸窮迫症候群による呼吸不全は重篤であり、命にかかわることもあります。そのため、積極的に治療を行うことが大切です。呼吸不全の症状に対しては酸素投与や非侵襲的陽圧換気、挿管を行ったうえでの人工呼吸管理などが行われます。
また、血管透過性が高くなったことで滲み出てきた細胞成分に対応するために、薬剤を投与することも検討されます。加えて、呼吸不全を引き起こした疾患に対しての治療をおこなうことも大切です。
肺炎や敗血症などがきっかけとなっている場合には、治療効果の期待できる抗生物質の投与を行います。熱傷が原因となっている場合には、適切な輸液療法、皮膚に対しての局所療法などが必要です。
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