原因
聴器がんなど、多くのがんの発生には、「慢性的に持続する炎症」が関連しているとされます。外耳道にがんが生じる誘因としては、以下のものが挙げられます。
過剰な耳掃除
硬いスプーン状の耳かきを使用した耳掃除は、外耳道の損傷につながります。本来、外耳道には細かな毛が生えており、耳垢などを外へ出す自浄作用が備わっています。しかし、耳掃除を繰り返すことで外耳道の毛がダメージを受けると自浄作用が働きにくくなり、さらなる耳掃除によって皮膚組織が損傷を受けることがあります。
米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会(AAO-HNSF)も、上述のような耳掃除による悪影響を指摘しています。耳掃除が聴器がんの発症に直結するわけではありませんが、耳の健康を損なうひとつの要因ということができます。
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