症状
乳がんの症状には乳房のしこり、乳房の皮膚の変化、リンパの腫れなどがあります。以下では、それぞれの症状についてお伝えします。
乳房のしこり
気が付きやすい症状の1つに乳房のしこりがあります。しこりの表面はでこぼこしていて動きにくいものが多く、強く押してもあまり痛みは感じません。ただし、乳房にしこりができる病気は乳がん以外にも多数あるため、慎重な検査が必要です。
乳房の皮膚の変化
乳がんが進行すると、乳房を形作る周辺組織へも病変が広がるため、乳房の見た目に変化が生じます。主な変化には乳首の陥没、皮膚のただれ、エクボのようなくぼみなどがあります。また、乳頭から血が混ざった分泌液が出ることもあります。
乳がんの中でも、しこりなどの症状がなく、皮膚に発赤・痛みが生じる乳がんは“炎症性乳がん”と呼ばれます。
リンパの腫れ
乳がんが乳房の近くにあるリンパ節に転移した場合、腋の下にリンパが腫れたことによるしこりが生じることがあります。また、リンパ節の転移によってリンパの流れが悪くなると、腕のむくみやしびれが生じることもあります。
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